東京事務所のセカンドオピニオンサービスとは?【前編】

今回はインタビュー形式で竹田・菊地税理士法人 東京事務所の業務「セカンドオピニオン」について深堀したいと思います!!

〇「セカンドオピニオン」だけだと業務内容が想像しづらいのですが、実際どういった内容なのでしょうか???

高橋:サービス名称に改善を要しますねw
ただ、セカンドオピニオンが示すとおり「現在契約のある税理士さんとのお付き合いを続けていただいた上で竹田・菊地税理士法人のサービスを提供させていただく」というものです。

〇そういったサービスに需要があるのが驚きです。

高橋:皆が皆欲している!!というサービスでもないですしね^^
税理士といっても得意分野は様々でして、会社の税金のみを扱っていらっしゃる税理士さんが相当数いらっしゃいます。当然、基幹となる税理士のサービスとしてはそれで良いのでしょうが、実際に会社経営者様が欲しているのは「税額がいくらか」だけではなく、「このプロジェクトにいくらお金をかけて良いか?」といった経営に関すること、資金繰りであったり、と税金のことだけではありません。そこで、そういった所を現在の税理士さんがカバーできていないのであれば、そこを弊所でやらせていただくという所から始まったサービスになります。

〇なるほど。現状の税理士さんではできない所を補完されるイメージですね。

高橋:よく税理士さんを代えなければいないですか?と聞かれたりもしますが、現在の税理士さんとのお付き合いはそのままで結構です。
元々は先ほどのとおり、会社経営に資する財務に関するサービスだったのですが、相続税申告業務も多く携わらせていただいているのもあって、事業承継のセカンドだったり、相続対策のセカンドをご依頼いただくお客様もいらっしゃいます。

〇セカンドオピニオンにも種類があるんですね。全部やっていると長くなりそうなので(笑)、今回は元々の財務のセカンドオピニオンにフォーカスさせてください。

〇掘り下げるとどういったサービスになりますか?

高橋:お客様の要望にも大きく左右されますが、「まず決算書を見せていただいて財務分析をさせていただき、数字面から見ることができる課題をご提供し、ヒヤリングから経営者様の持っていらっしゃる課題をお伺いしてどこに手を打っていくかを決めて、それに向けて毎月進捗を確認していく」というものになりますね。その過程で事業計画を作成したり、もっと経営の根本となる経営計画を作成したりと分岐が多くあります(笑)

HPにアップされるので、固い表現をすると「未来会計図表、月次変動損益計算書、三期比較図表等でどこに手を打てば利益が出るかを経営者と一緒に考え、アドバイスを行い、儲けた利益をお金として残すために、キャッシュフロー計算書や資金別貸借対照表で財務にも強くなっていただくとともに、中期事業計画の作成支援や経営計画書の作成指導をする」サービスを提供しています。

〇大きな成果が出た例なんかはありますか?

高橋:あるあるなんですが、「税理士さんから黒字だと言われて税金を払っているのに会社にお金がない!」という状況から、何故会社にお金が無いのかをご理解いただき、手を打って財務体質を改善できたというものが多いですかね。そもそものテーマが財務体質の改善のサービスですからね。ここで効果が出てくれないと困るというものでもありますね(笑)

〇ナルホド。

最近は世の中の傾向もあって、従業員さんの生活を維持するため会社を「増収・増益・増賃金」の方向へ持っていくためにどうするか?というようなお話をしています。
あとは、イレギュラーな件ではあるんですが、決算書をお預かりした際に申告書を拝見して特例の適用漏れを発見し、その次の申告から特例の適用ができて法人税額が約500万円減ったということもありましたね。

〇そういう副産物もあるんですね!税額で500万円は凄い。

高橋:もう2度とないんじゃないかな?と思うくらいイレギュラーですけどね。
ただ、あからさまに目に見えてセカンドの効果があった事案でしたね^^
現状の税理士さんにいかに自然に適用漏れを指摘するか(社長さんからアナウンスしていただくか)という所に苦心しました(笑)

〇表には立たれないのですか?

高橋:これはケースバイケースですね。セカンドが世の中に浸透していないので、心証を害される税理士さんもいらっしゃるかと思いますし。この件のお客様についてはウチは表に出ない方向でというお客様でした。
主となる税理士さんと良好な関係というか、適宜連絡をとりつつ進めているお客様もいらっしゃいます。

〇次回は別のセカンドオピニオンサービスについて掘り下げていきます!!

~つづく~