「そうはならんやろ・・・」『なっとるやろがい!!』

散々新聞雑誌で取り上げられているとおり、単純な税務業務はAIの進化により無くなっていくのではないかと思います。
例えばChatGPTなんかも精度はまだまだですが、「小規模宅地等の特例」についても答えてくれたりします。そう遠くないうちに自身ができようになるのかの要件を調べたり、適用有無の確認すらできるようになると考えております。

ただ、我々が承っている確定申告業務の一部はAIでは解決できないのではないか?とも思っております。
税務の常識は世間の非常識とも言われたりしますが、税務から考えると「なんでそーなるの??」という状態になっているものに出会うことがあります。
遺産分割ひとつとっても、揉めた案件になってしまうと税務の理屈と法務の理屈は乖離します。
法務でついた決着の結果(またはまだ決着のついていない過程の状態で迎えた申告期限)をどうやって申告書に落としこむのか。これは過去の事例・判例・経験から導いていかざるを得ません。

そうはならないとは思っていたものの、現実としてそうなっちゃっているものをお客様にしっかり納得していただき、課税当局からもツッコまれない表現とストーリーを持った申告書としてどう表現するのか?というのがこの所得税確定申告時期に思案するところです。
もう勘弁してくれと思う部分もありますがw、やりがいがある部分でもあります✨